2015年07月05日

第354回ライブ空間典てんてん金曜公演の報告

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今回のテーマ「次第下げとユルシの関係」
世礼野村流を歌うには上吟、下吟の発声が基本である。
上吟は指頭の半分押下し(ウスイウルシ)の抜く声、下吟押上り(ウスイヌブイ)の吐く声であり、全ての吟立ての発声法が上吟下吟の応用である。今回のテーマ「次第下げとユルシの関係」の次第下げも下吟の応用発声である。次第下げ「尺・・・上」ならば「尺尺↓上(尺押下し尺↓上)である。
 ユルシは世礼の説明では「気息の力を抜く。次第下げの次にくるのが普通である。歌っているときは咽喉が緊張しているから咽喉の力を意識的にゆるめるのである」とあり、上巻では
恩納節「老 老   合」、こてい節「尺 尺・・・上」 
     ・/ ・ ・・・ ○        ・ー ・・・・ ○
早作田節「尺 尺・・・合」、仲村渠節「尺工 尺   上」
      ・/。・・・ ○        ・ ・ー・・・・・ ○
出砂節「七ー六・・・工」
     ・ー ・・・・ ○                    
の五節にネーヰ次第下げユルシ、次第下げユルシの形でユルシ記号が付いている。これらは基本的には次第下げユルシで気息を抜く発声であるから次第下げを強から弱へ進行し息を抜くように「老老↓合、尺尺↓上、尺尺↓合、六六↓工」を発声すればよいのである。
次第下げは弱音域から強音域へ進む次第下げと強音域から弱音域に進む次第下げがあり前者は弱から強へ息を吐くような発声で下げればよく、後者はユルシ記号が付いているように下げればよいのである。いずれにしても次第下げの発声法には二通りある。ユルシ的な次第下げが弱から強になりやすいから気をつけなければならない。

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Posted by ライブ空間「てんてん」(2) at 15:03│Comments(0)金曜公演
 
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