2015年06月26日

6月26日の記事

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第353回ライブ空間「てんてん」金曜ライブ
テーマ「世礼譜の再考:次第下げとネーヰの違いは」
演 目
1 金武節 長伊平屋節 出砂節 
2 世礼譜の考察「次第下げとネーヰの違いは」
3 仲間節 仲村渠節 赤田風節
4 湛水流諸鈍節
5 干瀬節 子持節 散山節


ネーヰについて世礼は楽典で「声を前に稍下方に突出する姿勢で稍下気味の音を持続するのである。その後では多く次第下げがくるが場合によってはネーヰの下部で音高を降ろすこともある。」と述べているが、野村流協会は「声を出しつつ稍前方に頭を突き出す。」野村流保存会は「ネーヰは次第下げに似た所があるが発声法が異なる。即ち顎を稍々前方に出すようにして下げる。次第下げとネーヰは曲によって程度の差がある。」と説明している。いづれも抽象的で意味がわかりづらい。
ネーヰの記号は「・/・」であり例えば
尺 尺 
・/ ・の形で表され上の三者の説明から吟味すると尺と尺の関係を「前方に突出して発声する」ということから上吟の応用発声法であると考えられる。世礼は上吟・下吟の音高は特殊で絃音より約四半音の高低を示す音で指頭の半分ほど押下し(うすいうるし)した絃音が上吟で指頭の半分ほど押上り(うすいぬぶい:私の造語)した絃音が下吟と説明していることから↑を上吟ととらえるならば尺/尺↑と解釈される。では尺↑はどのように発声するかであるが尺音発声後同音の裏声を発すれば↑がでる事実を発見したのである。文章で表すとこうなるのであるが実演で示す方がはっきりする。ではライブで・・・。



Posted by ライブ空間「てんてん」(2) at 10:24│Comments(0)
 
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