2013年08月26日

グランプリ合格者

8月26日  月曜日   くもり

昨日沖縄タイムス社の三線グランプリ審査を終えた。

11名の合格者である。おめでとうございます。

審査をした一人として感想を述べる。

長ぢゃんな節、仲節どちらも大曲でどちらを選んでも難曲で弾き通せば合格するものではない。

節回し、拍子、音程は当たり前に出来ていなければならいが曲想の表現が大事である。

大昔節は上吟、下吟、次第上げ、次第下げ、振上と少ない吟法で曲は成り立っている。

それ故、曲想表現が難しいのです。ヒケーサンシンではいきません。強弱を付けた演奏法の工夫

アビレーウタではなく強音域、弱音域での発声法考えなければなりません。美声でもそれらが

出来ていなければ一吟使い(一本調子)になって心に響いてきません。今回の合格者はそれらを

意識せずにして弾きこなした方であると思っている。

述懐節は緩急のリズムに情感を込めて訴える歌ですので確かな押ツボを心して演奏して欲しいのです。

特に節回しで心して欲しいのが琉球音階で正しく歌ってもらいたいと言うことです。琉球音階と言えば

基本的にはドミファソシの五音階です。決してミレドで進行してはいけないのです。

述懐節では工工四で「中・・・上・・・四」とあるために「中ー上ー四」と歌っている方が8割方いたということが

ショックでなりません。たとえ「中・・・上・・・四」とあっても琉球音階に添った唄い方「中・・・・四」即ち「ミ・・・・ド」

で歌ってもらわないと沖縄の音楽の音組織自体が変化居ていく可能性があるのです。

一番直して欲しいのが工工四の表記であると思うですので野村流の工工四編集委員の先生方が

それを改正しなければ教本工工四を神様だと思って勉強している方達は・・・。

グランプリ合格者


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Posted by ライブ空間「てんてん」(2) at 09:28│Comments(0)新聞より
 
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